
NTTぷららは2日、同社がNTTドコモから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「ぷららモバイルLTE」および「ぷららモバイルLTE for Business」を2017年11月30日(木)を終了することがわかりました。
最近のMVNOなどによる格安SIMのサービス競争が激化していることから、競争力のない企業の淘汰がはじまると言われていましたが、ぷららモバイルLTEの終了は利用者にとって衝撃です。
現在、ぷららモバイルLTEなどの対象サービスの利用者については、NTTコミュニケーションズ「OCN モバイル ONE」のキャンペーンの案内を予定しているようです。
このサービス終了の詳細は、2017年5月1日時点で利用中の契約者に書面にて順次郵送するという事になっています。
今後の格安SIM業界はさらに熾烈な競争に
下のグラフはMMD研究所の「2017年3月格安SIMサービスの利用動向調査」のシェア調査の結果です。
ぷららモバイルはドコモ回線のデータ通信を通信量無制限で使い放題月額税込み2,980円の定額で提供したことで、格安SIM業界の中では早くから人気を集めていたサービスですが、2017年3月現在はかなりシェアが少ないことがわかりますね。

MMD研究所より引用
多くの格安SIMの契約が2年縛りのないサービスになりつつあり、数ヶ月使用して不満があれば積極的に乗り換えるスタイルになってきていることを考えると、今後も格安SIM業者の競争は熾烈なものになりそうです。
今回サービスの終了を発表したぷららモバイルより下に位置している格安SIM業者も、ひょっとすると近いうちにサービス終了なんてことになるかもしれません。