
最近街なかの路面にもアンテナショップが設置され、TVCMなどで人々の認知度も高く市民権を得てきた格安SIMですが、そのサービスを提供する業者は今や700とも800回線とも言われています。
また昨今の流れでは、その格安SIM業者はSIMの販売だけではなく、スマートフォンやモバイルデータ通信端末をセットで提供し、端末のサポートまでしてくれる業者が増えてきてます。
格安SIMでは基本的にiPhoneはセット販売の対象に入っていない
そんな端末セット販売をする数あるMVNO業者の中でも、大人気のiPhoneをセットで提供している業者はかなり限られています。ではなぜ、大人気のiPhoneを取り扱っている業者が限られているのでしょうか?Apple社はもともと、自社の製品に対しては大変厳しい評価基準を設定しており、ブランド戦略など厳格な基準を設けています。そのため、自社の製品を販売してもらうパートナーに対しても、その売り方や、他社製品との取扱かたとの比較、最低販売台数など販売業者にとっても簡単に手を出せない条件が数多く設けられていると言われております。そのため、大手キャリアとは、売り方やサポート体制、シェア率の違う格安SIM業者では、まだiPhoneを直接取り扱えるのは難しいのでしょう。その代わりに、中国や台湾などのメーカーから性能や形状、価格もさまざまに数多くの機種が提供されているAndroid端末をセット販売しているケースが多く見受けられます。
格安SIMでiPhoneは利用できる!
格安SIM業者がiPhoneを直接取り扱えない理由は前段の通りですが、ただ提供している格安SIM自体実は、現在流通している一部の条件を満たしたiPhoneであれば、利用することは可能です。
ではどのような条件であれば格安SIMでiPhoneを利用できるのか。現在日本で流通している多くのiPhoneは見た目の形状は同じでも大きく4種類のタイプに分かれてます。docomoSIMロック、auSIMロック、softbankSIMロック、SIMフリーの4タイプです。各キャリアにロックされているSIMタイプは文字通り、自社専用にロックしてあるため格安SIMで利用するためには、提供元のキャリアタイプで利用できるようロックを解除する必要があります。なお、SIMフリータイプはいずれのキャリアタイプでもそのまま利用は可能です。また、iPhoneでSIMロックを解除できる様になったのは2015年5月以降に販売された機種に限定されているため、SIMロックの解除は必然的にiPhone6以降の各端末に限定されているという点も注意が必要です。
ちなみに、現在存在する数あるMVNO業者のほとんどはdocomo系のSIM業者です。そのため、docomo系の格安SIMの場合手元にある自分のiPhoneがdocomoSIMロックのものならSIMロックの解除すらせずにそのまま利用できます。最近ではau系SIMを取り扱う業者も増え始めましたが、softbankから提供を受けているMVNOはほとんどないため、softbankSIMロックのiPhoneを利用している方は更に注意が必要です。
iPhoneがセットで購入できるMVNO
さて、そんな大人気のiPhoneですが、前述しているとおり、Apple社との販売代理店契約は大変ハードルの高い条件があるため、いずれの格安SIM業者も新品の最新タイプiPhoneを販売することは出来ません。その代わり一部の格安SIM業者ではリユース商品及び、メーカー整備済み商品のiPhoneをセット販売で提供しています。ただしくれぐれも格安SIM業者で提供しているiPhoneは最新タイプのモデルではない且つ、新品ではないという点にはご注意ください。
では、そのiPhoneとSIMカードをセット販売している一部のMVNO業者とその内容を比較してみましょう。
- UQモバイル(iPhoneSE)
- ワイモバイル(iPhoneSE)
- BIGLOBE SIM(iPhone、iPad)
- DTI SIM(iPhone6sレンタル)
- もしもシークス(iPhone5s、SE,6s、6sPlus)
それぞれの業者によって保証条件やプランの内容は異なりますので、予めご確認の上ご利用することをオススメします。
docomo系のMVNO
前述しているとおり現在格安SIMを提供している業者のほとんどはdocomo系の回線比率が圧倒的に多い状況です。そのためiPhoneをセット販売しているMVNO業者を選ぶ際もやはりdocomo系のSIMの業者を中心に検討したいところです。ちなみにもしもシークスセット販売しているiPhoneはすべてdocomo版です。そのため提供している回線も当然docomo系となります。ちなみに保証は独自のもしも保証というものがついてます。