これで納得!WiMAXとWiMAX2+の違いを詳しく比較

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WiMAXとWiMAX2+の違い

WiMAX(ワイマックス)もWiMAX2+(ワイマックスツープラス)もKDDIグループのUQコミュニケーションズが提供する無線通信サービスの名前です。元々WiMAXという名前でサービスを開始し、通信規格をバージョンアップさせたものをWiMAX2なのですが、乱暴な言い方をするとすでに従来のWiMAXのサービスの新規受付は終了していて、WiMAX2+のことをWiMAXと呼ぶこともあるので、あまり深く考えずにWiMAX=WiMAX2+と思っても良いぐらいなのですが、それだと何の勉強にもなりませんので、細かな点も含めて解説してみたいと思います。

繰り返しですが、正確には最新の通信規格を利用したサービスがWiMAX2+で、古い通信規格を利用したものがWiMAXなのですが、従来の通信規格であるWiMAXを利用したサービスの受付は終了していますし、近い将来WiMAXの電波も終了する計画です。

そのため、既に「WiMAX2+」を使ったサービスを「WiMAX」と言うことの方が多くなってきているわけですが、この解説ページではWiMAXを近々サービスが終了する通信規格、WiMAX2+を現在提供されている最新の通信規格を示すものとして解説していますので間違えないようにしましょう。

WiMAXとWiMAX2+の違い①

WiMAXとWiMAX2+で何が違うかと言うと、まず1つは通信速度が全く違います。WiMAX2+は技術が進歩したことで数新速度は各段にアップしています。

<通信速度の違い>

 WiMAX2+:708Mbps(最大速度)
 WiMAX:13.3Mbps(最大速度)

通信速度の違いけた違いです。技術の革新はすごいもので、最新規格であるWiMAX2+が50倍以上の高速通信を実現していることがわかります。

※上記は下りの速度。ベストエフォートなので必ず上記の速度が出るわけではない。

 

WiMAXとWiMAX2+の違い②

通信規格の進歩もありますが、そもそも利用する電波が違う(≒その電話施設・インフラが違う)ので、WiMAXとWiMAX2+の対応エリアは全く違います。WiMAXは2009年にサービスを開始、WiMAX2+は2013年にサービスを開始しており、最初はWiMAX2+のエリアは狭かったですが、2017年12月時点ではWiMAXの対応エリアよりもWiMAX2+の対応エリアの方が広くなっています。UQコミュニケーションズがWiMAX2+に大規模な設備投資を続けて、新旧逆転を実現しています。

 

WiMAXとWiMAX2+の違い③

3つ目の違いとして紹介したいのはサービスの内容の違いです。これからWiMAXを申し込む人は気にする必要はありません。従来規格のWiMAXを利用していて、WiMAX2+への切り替えを考えている人に覚えておいてもらえば問題ないと思います。もともと、WiMAXは通信速度がそんなに早いわけではなかったということもあり、毎日・毎月の「通信量の制限」はありませんでした。つまり、使い放題だったわけです。ところが、WiMAX2+になって高速通信を実現したことで完全使い放題にしてしまうと通信の絶対的な量が爆発的に増えることになってしまいました。そのため、UQコミュニケーションでは、WiMAX2+を利用したサービスに一定の制限を設けています。これを3つ目の違いとして紹介しておきたいと思います。

<通信量の制限>

WiMAX2+→3日間で10GB(ギガ放題プランの場合)、1か月で7G(通常プランの場合)

WiMAX:無制限

 

まとめ

既に高速無線通信はWiMAX2+が標準となっていますので、WiMAXと言ったらWiMAX2+を利用した通信サービスを指していることも多くなってきました。厳密にはWiMAXが技術の進歩によりWiMAX2+に発展して、通信速度・通信エリアともに優れた高速無線サービスになった。そして、これから申込できるWiMAXサービスはすべてWiMAX2+を使った通信サービスで従来のWiMAXは急激に縮小している。(まだ旧WiMAXを利用している人はすぐに契約しなおしましょう)

 

 

 

 

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