MNPキャンペーンの「最大◯円」は、条件をすべて満たした人だけが受け取れる上限の金額です。対象のプラン、同時に入るオプション、申込窓口、乗り換え元のどれかが外れると、金額が下がるか特典そのものが付きません。
もう一つの違いは受け取り方です。2026年10月23日に4社の乗り換えキャンペーンの要項を確認しました。特典が届くのは開通の翌月から翌々月以降で、自分で受け取らないと消える方式の会社もありました。
「最大」になる条件はページ下の適用条件に書いてある
キャンペーンページの大きな数字は、いちばん条件のよい申し込み方をしたときの金額です。どの条件でその金額になるかは、ページの下にある適用条件や注意事項に書かれています。
要項では、少なくとも次の4つを読んでおくと、自分が最大の金額を受け取れるかが分かります。
- 申込種別(他社からの乗り換えか、新しい番号での契約か)
- 対象のプランと、同時に加入が必要なオプション
- 申込窓口(オンラインストア限定か、店舗も対象か)
- 特典の対象外になる乗り換え元
たとえばワイモバイルのSIMのみの特典は、11月2日までの増額期間中、他社からの乗り換えなら15,000円相当のPayPayポイントです。新しい番号でシンプル3 M/Lを契約した場合は5,000円相当で、乗り換えかどうかで3倍の差があります。
どちらもデータ増量オプション(月550円)に同時に加入しないと、特典は付きません。プランを選ぶ画面でオプションを外すと、それだけで対象外になります。
同じグループの回線からの乗り換えは対象外になりやすい
乗り換え元によっては、特典の対象から外れます。今回確認した要項では、次のように決められていました。
- ワイモバイルは、ソフトバンク・LINEMO・LINEモバイル(ソフトバンク回線)と、ソフトバンク回線を使う格安SIMからの乗り換えが対象外
- UQ mobileは、auとpovoからの乗り換えが対象外
- 楽天モバイルは、楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)からのプラン変更が対象外
ソフトバンク回線の格安SIMからワイモバイルへ移る人も、この対象外に入ります。今の格安SIMがどの回線を使っているかは、契約中のプラン名やマイページの契約内容で分かります。
4社の受け取り方と期限はここが違う
当サイトでは2026年10月23日に、4社のSIMのみの乗り換えで使えるキャンペーンについて、公式の要項を読んで受け取り方をそろえました。
| 事業者 | 特典(確認時点) | 主な条件 | 受け取り方と時期 | 期限など |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 10,000ポイント(期間限定の楽天ポイント) | 申込前のエントリー、申込の翌月末までに開通し、Rakuten Linkで10秒以上発信 | 条件達成の翌々月末ごろから3回に分けて通知が届き、回ごとに受け取りの操作が必要 | 通知から2か月後の月末までに受け取る。ポイントは通知日から3か月後の月末まで有効 |
| UQ mobile | 20,000円相当のau PAY残高(9月17日から) | au・povo以外からの乗り換え、SIMのみ、対象プランと増量オプションⅡに加入、申込の翌月末までに開通 | 開通の翌月下旬以降にau PAY残高へ還元 | 還元までにau IDとau PAYアプリの準備、利用規約への同意が必要 |
| ワイモバイル | 15,000円相当のPayPayポイント(10月16日~11月2日の増額期間) | 対象外の乗り換え元以外から、SIMのみ、シンプル3とデータ増量オプションに加入 | 開通月の翌々月初めごろにSMSでポイントコードが届く | 翌々月末までにPayPayへチャージ。期限を過ぎると再発行なし |
| IIJmio | 月額の割引とデータ増量(例:25ギガプランが最大6か月間30ギガ・月900円) | 対象プランに申し込み、2つのキャンペーンを併用(11月4日まで) | 毎月の料金から割引 | 受け取りの操作はない。割引期間の後は通常料金 |
同じ乗り換え特典でも、楽天モバイルは受け取りの操作が3回、ワイモバイルはチャージが1回必要です。操作をしないまま期限を過ぎると、条件を満たしていても特典は受け取れません。
UQ mobileは、還元までにau PAYアプリの準備を済ませておけば残高に入ります。IIJmioは料金そのものが下がる方式なので、受け取り忘れは起きません。
受け取りの操作が要る特典は、開通した日に通知が届く月をカレンダーに入れておくと取りこぼしを防げます。楽天モバイルの要項にある例では、10月に条件を満たすと12月末ごろに1回目の通知が届き、その受け取り期限は翌年2月末です。
オプション代を引いた金額を当サイトで試算
特典の条件にオプションの加入があるときは、その料金を差し引いて比べます。ワイモバイルのデータ増量オプションは、契約した月が無料で、翌月から6か月間も無料です。UQ mobileの増量オプションⅡは、適用月から7か月間無料です。
どちらも契約月から7か月分が無料になる前提で、オプションを12か月続けた場合を計算しました。有料になる8か月目から12か月目の5か月分は、550円×5か月で2,750円です。
| 事業者 | 特典 | 12か月のオプション代 | 差し引いた金額 |
|---|---|---|---|
| ワイモバイル | 15,000円相当 | 2,750円 | 12,250円相当 |
| UQ mobile | 20,000円相当 | 2,750円 | 17,250円相当 |
※当サイト試算。2026年10月23日時点の特典額とオプション料金(月550円)で計算し、事務手数料と月額料金は含めていません。
ワイモバイルの案内では、無料期間が終わっても解除の手続きをしなければ、翌月分からオプション料金がかかります。外す時期は、特典の条件に触れないかを要項で読んでから決めてください。
特典の差より大きくなりやすいのが、毎月の料金の差です。たとえば月の料金が1,000円違えば、1年で12,000円の差になり、特典の差を上回ることもあります。
キャッシュバックと書いてあっても現金とは限らない
乗り換え特典をまとめてキャッシュバックと呼ぶことがありますが、今回確認した4社には、現金を振り込む方式はありませんでした。
楽天モバイルは期間限定の楽天ポイント、UQ mobileはau PAY残高、ワイモバイルは出金も譲渡もできないPayPayポイントです。
期間限定ポイントは、使わないまま有効期限を過ぎると消えます。ふだん使わない決済サービスで受け取ると使い道に困ることもあるため、自分がよく使うポイントかどうかも乗り換え先を選ぶ条件に入れてください。
楽天モバイルの要項には、特典の総額を制限する場合があるとも書かれています。ほかのキャンペーンと重なったとき、景品表示法や電気通信事業法の範囲内に抑えるためです。複数の特典を足した金額が、そのまま受け取れるとは限りません。
特典より先に1年間の支払いで比べる手順
キャンペーンの金額だけで選ぶと、使い方に合わないプランを契約することがあります。乗り換え先は、次の順で比べると総額の差が分かります。
- 月のデータ量と通話の多さから、候補のプランを2〜3社分決める
- 候補ごとに、月額料金×12か月と事務手数料を足して1年分の支払いを出す
- そこから特典の金額を引き、条件のオプション代を足す
- 申し込む会社を決めたら、受け取りの操作と期限をカレンダーに入れる
今月の各社の特典は、格安SIMの乗り換えキャンペーン比較で時点つきで紹介しています。料金が下がる代わりに気をつけたい点は、格安SIMのメリット・デメリットの記事が参考になります。
参考:楽天モバイル 他社から乗り換えでポイントプレゼント(要項)/UQ mobile SIMデビューキャンペーン/ワイモバイル SIMカード/eSIM(特典の適用条件)/ワイモバイル データ増量無料キャンペーン3/IIJmio おトク&キャンペーン情報
キャンペーンの金額と条件は2026年10月23日時点の内容で、予告なく変わることがあります。申し込む前に、各社の最新の要項で条件と受け取り方を確認してください。





