格安SIM 「かけ放題(通話定額プラン)」を徹底比較

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仕事で使う2台目の携帯電話として、お子さんに持たせる携帯電話として格安SIMを使用している方も多いのではないでしょうか。こういった使い方をする場合、仕事相手と頻繁に通話をしたり、お子さんと頻繁に連絡を取る場合に、気になるのが通話料金ですね。
せっかく格安SIMで月額の利用料を低く抑えようとしているにも関わらず、大きな金額になってしまっては格安SIMを使っている意味がありません。

wifiに繋げられる環境であればLINEなどの通話に電話料金は必要ありませんが、通話音声の質は悪いですし常にwifiを使用できる環境はありません。さらにセキュリティ面を考えても不用意にwifiに接続することを躊躇ってしまいます。

今回は格安SIMで料金を気にせずに通話できるMVNOを比較してみようと思います。

格安SIMとキャリアの「かけ放題」の違いは?

大手キャリが行っている「かけ放題」プランの料金は月額で3,000円弱といったところでしょうか。当然、かけ放題の基本使用料に加えてデータ通信に必要なパケット料金が上乗せになるので、パケットプランを最安で選んでも6,000円以上が月額料金として必要になってきます。

例:ドコモのかけ放題プラン(スマホ・タブ)
ドコモのかけ放題(スマホ)を含む月額料金の画像です

実はキャリアのような完全かけ放題を行っているMVNOは少なく、基本的には「〇〇分の通話なら何度でも」といった変則的な「かけ放題」が主流です。今後は大手キャリのような完全な「かけ放題」が多くなってくることも考えられますが、1回の通話はそれほど長くない・短い通話を何回も行うといった方には、完全な「かけ放題」はハッキリ言って割高です。

格安SIMの「かけ放題」は専用アプリを使う

格安SIMの「かけ放題」はスマホの標準電話機能ではそれぞれのMVNOから提供されている専用のアプリから電話をかける必要があり、このアプリから通話を行なわないと「かけ放題」の料金の適用にならないことに注意しましょう。電話番号等はスマホの連絡先からインポート出来るので最初に設定する必要があります。

この辺りはキャリアとは違った電話のかけ方になるので違和感があるかもしれませんが、これまで使っている電話アプリが格安SIMの専用のアプリになったと考えましょう。

ほとんどの通話が10分以内

MVNOとしてキャリアのような定額の完全な「かけ放題」を提供している楽天モバイルが、そのかけ放題サービス「楽天でんわ かけ放題 by 楽天モバイル」のサービス提供を2月28日をもって終了すると発表しました。月額2380円で音声通話を時間も回数も無制限で利用できる完全なかけ放題プランですが、これが目当てで楽天モバイルに加入した方はガッカリですね。

MMD研究所の調査では完全かけ放題のキャリア利用者が、1回に通話する時間は1分~10分が56%という結果がでていることからも、今後はMVNOが提供する「◯分以内なら何度でも無料」と言った方式のかけ放題が主流になるかもしれません。
今回、完全かけ放題サービスを終了した楽天モバイルでは、MVNO特有の1回の通話が5分以内なら何度でも無料で月額850円の「楽天でんわ5分かけ放題」に力を入れていくそうです。

かけ放題の仕組みは違いますが、キャリアに比べて格安でかけ放題が可能なMVNOの「かけ放題」のオプション料金を見てみましょう。

主要MVNOの「かけ放題」一覧

MVNO「10分以内」
かけ放題
「5分以内」
かけ放題
「3分以内」
かけ放題
データ通信+音声通話
標準的な3Gプランの月額料金
OCNモバイルONE850円--標準コース 3GB
1,800円
BIGLOBEモバイル850円-600円3ギガプラン
1,600円
UQmobile-おしゃべりプランなら
何度でも無料
-プランM
2,980円
(2年間は6GB/月)
LINE MOBILE880円--3GB
1,690円
mineo(マイネオ)-850円-デュアルタイプ3GB
1,510円
IIJmio830円-600円3GB ミニマムスタートプラン (Dタイプ)
1,600円
DMM mobile850円--シングルコース
通話対応SIMプラン 3GB
1,500円
nuroモバイル800円--・ドコモコース 3GB
1,600円
・ソフトバンクコース 2GB
1,680円
楽天モバイル-850円-・スーパーホーダイ
プランS(2GB)
1,980円

大手キャリアの「かけ放題」とは厳密には違いますが、利用の仕方によっては1桁違う大幅に安い料金で通話が行えそうですね。
一番左には音声通話とデータ通信を行えるプランで最も一般的な3GB/月の月額利用料を表示してあります。この金額に「かけ放題」の料金を上乗せすることになります。

格安SIMおすすめのかけ放題プラン

一定の通話時間であれば「かけ放題」が主流の格安SIMですが、おすすめのMVNOを紹介します。

OCNモバイルONEの「かけ放題」オプションは、他のMVNOにはない3つのプランから選ぶことが出来ます。

  1. 「10分かけ放題」
  2. 月額850円で10分以内の国内通話を何度でもかけることが可能

  3. 「トップ3かけ放題」
  4. 月額850円でその月の国内通話料上位3番号の通話料が0円

  5. 「かけ放題ダブル」
  6. 月額1,300円で「10分かけ放題」と「トップ3かけ放題」のどちらも適用

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

新規に「OCN モバイル ONE 音声対応SIM」と「OCNでんわ かけ放題オプション」を同時に申込んだ方は、どのかけ放題でも契約月のオプション料金が無料になるキャンペーン中です。

「10分かけ放題」プランは格安SIMでは一般的なオプションですが、OCNモバイルONEでは格安SIMで初となる「トップ3かけ放題」と「かけ放題ダブル」の2つの「かけ放題」オプションを用意し、格安SIMの中でも最も充実した「かけ放題」プランを用意しています。
格安SIMで「かけ放題」プランを検討している方には強くおすすめです。

>>OCNモバイルONEの申込みはこちら

UQmobileは、通話もネットもコミコミの「おしゃべりプラン」か「ぴったりプラン」のどちらかを選択する方式です。

  1. 「おしゃべりプラン」
  2. プランSで60分、プランMで120分、プランLで180分の無料通話が可能

  3. 「ぴったりプラン」
  4. 5分以内の国内通話なら何回で無料

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/20円

auのサブブランドであるUQmobileは当然ですがau回線を使用しているMVNOです。通信速度については他のau回線のMVNOよりも優遇されているのでは?という声もあるくらい通信の速さで人気のMVNOとなっています。
おしゃべりプランで5分かけ放題が利用できプランの月額料金に月額料金が含まれていて、ぴったりプランの場合60分、120分、180分の無料通話が選べます。
auのスマホを使っている方で格安SIMにはちょっと不安がある場合にはサブブランドのUQmobileがおすすめです。

>>UQmobileの申込みはこちら

BIGLOBEモバイルの通話サービス「BIGLOBEでんわ」は、2つのオプションから選ぶことが出来ます。

  1. 「通話パック90」
  2. 月額850円で60分間の電話を無料でかけることが可能

  3. 「10分かけ放題」
  4. 月額850円で3分以内の国内通話なら何回でもかけることが可能

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

老舗プロバイダで有名なBIGLOBEが運営するBIGLOBEモバイルは、様々な調査で顧客満足や通信品質で高い評価を受けているMVNOです。BIGLOBEもナイルのかけ放題は10分以内のかけ放題と90分間の無料通話オプションがあります。電話の使い方によってオプションを選べるのが嬉しいですね。

>>BIGLOBEモバイルの申込みはこちら

LINEモバイルは、「10分かけ放題」がオプションとして用意されています。

  1. 「10分かけ放題オプション」
  2. 月額880円で10分以内の国内通話なら何度でもかけることが可能になるオプション

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

いまなら5月7日までにLINEモバイルの利用を開始すれば、初月のかけ放題オプション料金が無料になっています。

LINEやTwitter・Facebook・Instagramなどの住宅ローンSNSが使い放題になるカウントフリーオプションが人気のMVNOです。LINE MOBILEのかけ放題は10分間かけ放題で、今なら初月オプション料金無料のキャンペーン中です。LINEでID検索が行えるなどLINEのヘビーユーザーにおすすめのMVNOです。

>>LINE MOBILEの申込みはこちら

mineoは、「10分かけ放題サービス」と「通話定額」の2つがオプションとして用意されています。

  1. 「10分かけ放題サービス」
  2. 月額850円で10分以内の国内通話なら何度でもかけることが可能
    ※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

  3. 「通話定額」
  4. 「通話定額30」月額840円で30分と「通話定額60」月額1,680円で60分通話が可能
    ※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/20円

2018年5月8日(火)までにかけ放題オプションを申し込めば、最大で2ヶ月間オプション料金が無料になるキャンペーン中です。

mineoはドコモ回線とau回線のどちらも使えるマルチキャリアのMVNOです。「10分かけ放題サービス」と30分と60分の「通話定額」からオプションを選ぶことが出来るのが嬉しいですね。しかも今なら6ヶ月間も基本使用料から900円を割り引くキャンペーンを行っているので乗り換えには良いタイミングです。

>>mineoの申込みはこちら

IIJmioは、「誰とでも3分家族と10分」と「誰とでも10分家族と30分」の2種類のかけ放題が用意されています。

  1. 「誰とでも3分家族と10分」
  2. 月額600円で3分以内の国内通話が何度でも無料、さらに同一契約間の通話であれば10分以内まで無料

  3. 「誰とでも10分家族と30分」
  4. 月額830円で10分以内の国内通話が何度でも無料、さらに同一契約間の通話であれば30分以内まで無料

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

データ通信・通話ともに品質が高く、格安SIMで高いシェア誇るIIJmioは通信技術に長けていることが大きな魅力です。かけ放題は3分と10分が用意されさらに同一契約であればその時間も伸びる嬉しいオプションとなっています。

>>IIJmioの申込みはこちら

DMM mobileは、5分かけ放題からサービスを拡大させた「10分かけ放題」を用意しています。

  1. 「10分かけ放題」
  2. 月額850円で10分以内の国内通話が何度でも無料

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

DMM mobileのかけ放題は10分かけ放題です。オプション料金自体は標準的ですが、月額料金が安いことで人気の高いMVNOになります。またかけ放題オプションに加えて、豊富なデータ量別のプランやそれが変更可能な点で使い勝手の良い格安SIMと言えます。

>>DMM mobileの申込みはこちら

nuroモバイルは、他のMVNOと比べても格安で「10分かけ放題」を用意しています。

  1. 「10分かけ放題」
  2. 月額800円で10分以内の国内通話が何度でも無料

※無料通話分を超えた通話の料金:30秒/10円

so-netで有名なソニーネットワークコミュニケーションズが運営しているMVNOがnuroモバイルです。あまり知名度はないかもしれませんが、10かけ放題のオプション料金が800円と他社よりも割安な設定となっています。さらに音声通話SIMへの乗り換えで最大15,000円のキャッシュバックキャンペーンを行っていることに注目です。

>>nuroモバイルの申込みはこちら

格安SIMの「かけ放題」を活用するには

恋人や友達などとの長電話にはMVNOの「〇〇分以内なら何度でも無料」のかけ放題はあまり活躍する場面は無さそうですが、短い通話時間で何度も電話をする必要がある場合には大きなメリットになりますね。

格安SIMに乗り換える際には、10分・5分・3分など時間でに縛られた「かけ放題」になるため、どのくらいの通話時間が多いのかをしっかり把握しておくことが「かけ放題」の料金を抑える事に繋がりますね。

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