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格安SIMの選び方 約6分で読めます

格安SIMの無制限プランの条件|テザリングと速度制御を比較

公開日

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格安SIMで「データ無制限」とうたうプランにも、速度や使い方の条件があります。楽天モバイルは容量の上限がなくテザリングも無料ですが、混雑する時間帯などは速度が落ちることがあります。

mineoのマイそくは、容量に上限がない代わりに、最大速度が決まっています。月〜金曜(祝日を含む)の12時台は遅くなり、直近3日間で10GB以上使ったときも遅くなる場合があります。povo2.0では、24時間だけ使い放題になるトッピング(必要なときに追加で買うオプション)を1回330円で買って使います(いずれも2026年11月7日時点・税込)。

格安SIMの無制限は、どこに上限があるかで3つに分かれる

  • 容量に上限がないのは、楽天モバイルのRakuten最強プランです。使った量で月額が変わり、20GBを超えると月3,278円で上限なく使えます。
  • 速度に上限を決める代わりに容量を無制限にしているのは、mineoのマイそくです。最大1.5Mbpsのスタンダードは月990円です。
  • 時間を区切って使い放題にするのは、povo2.0のデータ使い放題(24時間)です。1回330円です。

いつでも容量と速度の上限を気にせず使えるのは、3社のうち楽天モバイルだけです。マイそくの速さは、24時間データ使い放題を買った間を除き、選んだコースの最大速度までです。povo2.0は、24時間が過ぎると最大128kbpsに戻ります(ほかのデータトッピングがない場合)。

3社の無制限の条件を同じ項目で比べる

3社の無制限の条件は、2026年11月7日時点で下の表のとおりです(各社の料金ページとよくある質問より・税込)。

項目 楽天モバイル Rakuten最強プラン mineo マイそく povo2.0 データ使い放題(24時間)
料金 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超3,278円 ライト660円(最大300kbps)、スタンダード990円(最大1.5Mbps)、プレミアム2,200円(最大5Mbps) 1回330円(基本料は0円)
容量の上限 なし なし 購入から24時間はなし
遅くなる条件 混雑時などに速度が落ちる場合あり 月〜金曜(祝日を含む)の12〜13時は最大32kbps(プレミアムは最大200kbps)。直近3日間で10GB以上使うと最大32kbpsに制限される場合あり 混雑時や、動画・クラウドゲームの利用時に速度が制限される場合あり。一定期間に大量に使うと、混雑する時間帯に速度が制限される
テザリング 無料・申し込み不要。容量の制限なし(使った量はプランの利用量に加算) 無料・申し込み不要 追加料金なし
制限を外す方法 特になし(容量による制限がない) 24時間データ使い放題(1回198円)。使った量は3日間10GBの計算に含まない 特になし。使い放題の間は、同じ種類のトッピングを重ねて買えない

楽天モバイルとマイそくの料金は、音声通話つきの回線の月額です。povo2.0は基本料0円の回線に、1回ごとの料金を足します。通話料・初期費用・ユニバーサルサービス料は含みません。楽天モバイルの料金は、最強家族割などの割引を適用する前の金額です。

海外では、楽天モバイルは毎月2GBまで使え、超えると最大128kbpsになります。povo2.0の24時間使い放題は、海外では使えません。

容量を決めて買うデータSIMの月額は、データSIMを容量別に比べた記事で紹介しています。

テザリングに別の上限を設けるプランもある

無制限のプランを選ぶときは、テザリングの条件も別に確かめてください。大手キャリアには、スマホでの通信は使い放題でも、テザリングに上限を設けているプランがあります。

たとえばauの使い放題MAX+ マネ活2は、テザリングとデータシェアの合計が月60GBまでです。超えると、テザリングとデータシェアの速度が最大128kbpsになります。また、月の利用量が200GBを超えると、スマホでの通信も含めて最大5Mbpsに制限されます(2026年11月7日時点)。

この記事で比べた3社は、テザリングに追加料金がかかりません。楽天モバイルのよくある質問によると、テザリングに容量の制限もありません。ただし楽天モバイルでは、利用者の間で不公平にならないよう速度を落としたり、大容量の通信でデータを圧縮して送ったりすることがあります。

持ち運べるルーターで無制限に使いたい人は、ポケット型WiFiの無制限プランを比べた記事をご覧ください。

テザリングが無料でも、家の光回線の代わりになるとは限らない

携帯電話の回線は、同じ基地局に同時につなぐ人が増えると遅くなります。家の回線の代わりにするなら、家族が一斉に使う夜の時間帯の速さを先に確認してください。

マイそくでは、選んだ最大速度によってできることが限られます。mineoの目安では、スタンダード(最大1.5Mbps)で見られる動画は標準画質(360p)までで、高画質(720p)は難しいとされています。ビデオ会議も使いにくいことがあります。

格安SIMが昼や夕方に遅くなる理由は、回線の借り方から説明した記事をお読みください。

当編集部が確認したところ、次のような体験談がありました。

  • 家のネットを楽天モバイルのテザリングでまかなっていた人は、使い始めは快適だと感じていました。しばらくすると応答の遅さが気になり、使いすぎで速度を落とされたのではないかと感じていました。
  • 家の回線を楽天モバイルにしていた別の人は、ある日から通信が急に遅くなり、問い合わせても改善されなかったため、光回線に切り替えていました。

これらは個人の体験で、時期や場所によって状況は異なります。楽天モバイルの料金ページにも、混雑時などに速度を制御する場合があると書かれています。

使い方別の月額は、大量に使う日数で順位が入れ替わる

3つの使い方で月の支払いを比べると、下の表のようになります(当編集部の試算・2026年11月7日時点の料金・税込)。初期費用・通話料・ユニバーサルサービス料は含みません。

使い方 楽天モバイル mineo マイそく povo2.0
A 普段は家と職場のWi-Fi。外で大量に使うのは月4日だけ(月の合計は15GB以内) 2,178円 1,782円(スタンダード990円+24時間データ使い放題198円×4回) 1,320円(330円×4回。ほかの日は最大128kbps)
B 毎日テザリングでパソコンをつなぎ、月100GB前後 3,278円 6,930円(スタンダード990円+198円×30回) 9,900円(330円×30回)
C 外では地図・SNS・音楽が中心で月3GB以内。月〜金曜の12時台はほとんど使わない 1,078円 990円(スタンダード) 容量を決めて買うトッピングのほうが向いている

Aのように大量に使う日が限られるなら、povo2.0とマイそくが安くなります。povo2.0はほかの日の速度が最大128kbpsになるため、外でも地図などを使う人にはマイそくのほうが合っています。

Bのように毎日たくさん使うなら、楽天モバイルの月3,278円がいちばん安くなります。マイそくは、直近3日間に10GB以上使うと最大32kbpsに制限される場合があります。これを避けようと24時間データ使い放題を毎日買うと、月6,930円と割高になります。

Cでは、マイそくのスタンダードが楽天モバイルより88円安くなります。ただし月〜金曜の12時台は最大32kbpsで、QRコード決済はほとんど使えません。おサイフケータイなどのタッチ決済は、この時間帯でも使えます。

無制限のプランは3つの手順で選ぶ

  1. 先月のデータ使用量を、スマホの設定画面で確認します。テザリングで使った分も合計に入ります。
  2. たくさん使う日が月に何日あるかを数えます。数日だけならpovo2.0かマイそく、ほぼ毎日なら楽天モバイルが候補です。
  3. 月〜金曜の12時台にスマホで通信するかを確かめます。この時間帯に通信する人は、マイそくだと昼の1時間が最大32kbps(プレミアムは最大200kbps)になる点を踏まえてください。

無制限プランについてよくある質問

Q. 楽天モバイルのテザリングは、30GBなど決まった量を超えると制限される?

A. 制限されません。テザリングで使った量はプランの利用量に足され、20GBを超えた月は3,278円です。容量の制限とは別に、混雑時などに速度が制限されることはあります。

Q. povo2.0の24時間使い放題は、日付が変わると終わる?

A. 終わりません。購入が完了した時点から24時間使えます。使い放題の間は同じ種類のトッピングを重ねて買えないため、続けて使うときは24時間が過ぎてから買い直してください。

料金と速度の条件は記載時点の内容です。契約の前に、各社の最新の案内で条件を確認してください。

格安SIM比較.net 編集部

掲載情報は各社公式サイトの情報を確認して作成しています。

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