ホームルーターを比較すると、月額の差よりも、端末代の割引を受け取り終えるまでの期間と、使える場所の条件で違いが出ます。2026年10月26日に5社の公式サイトを確認したところ、割引前の月額は4,840円から5,500円の間でした(SoftBank Airは12月から5,698円)。
端末代は、UQ WiMAXを除く4社が毎月の割引で差し引く方式で、36〜48か月使い続けると実質の負担がなくなります。途中で解約すると、残りの割引は受け取れません。引っ越しが多い人には、契約した住所以外で使えるかどうかも大事な条件です。
どれもコンセントに挿すだけだが回線と契約の形が違う
ホームルーター(家に置いて使う据え置き型のWi-Fiルーター)は、スマホと同じ電波でネットにつなぎます。光回線のような開通工事がなく、届いた日から使えます。
今回比べたのは、ドコモのhome 5G、auホームルーター 5G、UQ WiMAX、ソフトバンクのSoftBank Air、楽天モバイルのRakuten Turboです。使う電波はそれぞれの会社の回線で、楽天モバイルは楽天回線のエリア内でだけ使えます。
光回線との違いは、光回線の仕組みとホームルーターとの違いの記事で紹介しています。
5社の月額・端末代・使える場所の一覧
当編集部では2026年10月26日に、5社の料金ページと端末のページ、よくある質問を同じ項目で確認しました。UQ WiMAXは、家で使うホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を選んだ場合です。
| サービス | 月額(割引前) | 月額の割引 | 端末代 | 端末代の割引 | 使える場所 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 5,280円 | なし | HR02 73,260円 | 月々サポート(48か月で総額73,260円) | 登録した設置場所の住所だけ |
| auホームルーター 5G | 5,500円(プロバイダ料込み) | 5Gルーター割(13か月間550円引き) | L13 48,600円 | 毎月割(1,350円を36か月) | 契約住所だけ |
| UQ WiMAX(ギガ放題プラスS) | 5,280円 | WiMAX +5G割(13か月間682円引き) | L13 33,220円 | 新規購入で21,340円引き(11,880円) | 契約住所以外でも使える |
| SoftBank Air | 5,368円(12月1日から5,698円) | なし | Airターミナル6 95,040円 | 月月割(1,980円を48か月) | 登録住所だけ |
| Rakuten Turbo | 4,840円 | なし | Rakuten Turbo 5G 41,580円 | 製品代実質0円キャンペーン(867円を48か月) | 登録した設置先住所だけ |
※金額は税込。ドコモの使える場所は2026年10月24日、そのほかは2026年10月26日に各社の公式サイトで確認しました。
初期費用は、ドコモがオンラインショップなら無料で店舗は4,950円です。UQ WiMAXは登録料3,300円、SoftBank Airは契約事務手数料4,950円、Rakuten Turboは契約事務手数料3,300円がかかります。
SoftBank Airは、2026年12月1日から月額の基本料金を330円上げると発表しています。これから申し込む人は、値上げ後の5,698円で比べてください。
端末代が実質0円になるのは最後まで使い続けた場合
実質0円と書かれていても、端末そのものが無料になるわけではありません。端末代は分割などで払い、同じ金額を毎月の料金から割り引いて差し引きゼロにする仕組みです。
ドコモの案内では、home 5Gを解約すると月々サポートの割引も終わります。ソフトバンクも、SoftBank Airを解約した場合は月月割が終了すると書いています。分割で買った端末代の残りは、解約しても支払いが続きます。
当編集部では、2年(24か月)で解約したときに受け取れなくなる割引を計算しました。割引は各社の案内どおり、毎月の金額で受け取る前提です。
| サービス | 24か月までに受け取る割引 | 受け取れなくなる割引 |
|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 36,660円(初月1,585円+1,525円×23か月) | 36,600円 |
| auホームルーター 5G | 32,400円(1,350円×24か月) | 16,200円 |
| UQ WiMAX | 購入時に21,340円引き | 0円 |
| SoftBank Air | 45,540円(1,980円×23か月・2か月目から) | 49,500円 |
| Rakuten Turbo | 20,808円(867円×24か月) | 20,772円 |
※当編集部試算。ドコモは購入月の翌月、SoftBank Airは課金開始月の翌月から割引が始まる各社の案内で計算し、Rakuten Turboは利用1か月目から割引が始まるとしました。
2年で手放す可能性がある人ほど、端末代の割引を購入時に受け取るUQ WiMAXとの差が大きくなります。逆に4年以上使うつもりなら、この差は気にしなくてかまいません。
49か月使ったときの支払いを当編集部で試算
端末の割引を最後まで受け取れる49か月(4年1か月)で、月額と端末代の合計を出しました。初期費用、スマホとのセット割、ポイントの還元は含めていません。
| サービス | 計算 | 49か月の合計 | 1か月あたり |
|---|---|---|---|
| ドコモ home 5G | 5,280円×49か月(端末代は割引で相殺) | 258,720円 | 約5,280円 |
| auホームルーター 5G | 5,500円×49か月−550円×13か月(端末代は割引で相殺) | 262,350円 | 約5,354円 |
| UQ WiMAX | 4,598円×13か月+5,280円×36か月+端末11,880円 | 261,734円 | 約5,342円 |
| SoftBank Air | 5,698円×49か月(端末代は割引で相殺) | 279,202円 | 約5,698円 |
| Rakuten Turbo | 4,840円×49か月(端末代は割引で相殺) | 237,160円 | 約4,840円 |
※当編集部試算。2026年10月26日時点の公式の料金で計算し、SoftBank Airは12月1日以降の月額を使いました。
ドコモ・au・UQ WiMAXの3社は、49か月の合計で4,000円足らずの差しかありません。Rakuten Turboは月額が低い分だけ合計も少なくなりますが、使えるのは楽天回線のエリア内に限られます。
引っ越しが多い人は使える場所の条件を優先する
5社のうち4社は、契約時に登録した住所でしか使えません。SoftBank Airのよくある質問では、出張先や旅行先、入院先の病院への一時的な移転手続きもできないとしています。
楽天モバイルも、設置先住所と違う場所で使っていると分かった場合は、通知したうえで利用を止めると案内しています。引っ越すときは、どの会社も住所の変更手続きが必要です。
UQ WiMAXは、オンラインショップの料金ページで契約住所以外でも使えると案内しています。引っ越しても住所の変更が要りません。持ち歩けるモバイルルーターと比べたい人は、ポケットWiFiの無制限の比較も参考になります。
今のスマホの会社に合わせると割引が付く
ホームルーターは、同じ会社のスマホと組み合わせると割引の対象になることがあります。ドコモはhome 5G セット割、UQ WiMAXはauスマートバリューとUQ mobileの自宅セット割の対象です。
Rakuten Turboは、楽天モバイルとセットで使うと毎月1,000ポイント(期間限定ポイント)が還元されます。家族で同じ会社のスマホを使っているなら、ホームルーターの月額の差より割引のほうが大きくなる場合もあります。
実際には、割引の対象になるスマホのプランが会社ごとに決まっています。今のプランが対象かどうかを、申し込む前に各社の割引のページで見ておきましょう。
家での使い方からホームルーターを選ぶ順番
ホームルーターは、家族の人数や使う時間帯で向き不向きが変わります。次の順に当てはめると、候補を絞れます。
- 何年使うかを決める。2年で手放す可能性があるなら、端末代の割引を購入時に受け取る会社を優先する
- 引っ越しや帰省先で使う予定があるかを考える。あるなら契約住所以外で使えるかを確認する
- 家族のスマホの会社を見る。同じ会社にそろえると割引が付くかを調べる
- 自宅がその会社の電波のエリアに入っているかを、各社のエリアマップで確認する
WiMAXの料金をプロバイダごとに比べたい人は、WiMAXの料金比較の記事で紹介しています。
参考:ドコモ home 5G/au ホームルータープラン 5G/UQ WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L13/SoftBank Air 料金/Rakuten Turbo 料金プラン
料金と割引の条件は2026年10月26日時点のものです。申し込む前に、各社の最新の料金ページで月額と端末代を確認してください。





