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格安SIMの通話料は30秒22円が基本|11円になる仕組みの今

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携帯電話の国内通話料は、ドコモ・au・ソフトバンクとも30秒22円(税込)が基本です。格安SIMの通話には、標準の電話アプリのままで30秒11円前後に下がる会社と、22円のままの会社があります。

以前は「専用の通話アプリを入れれば半額」が格安SIMの定番の説明でした。いまは専用アプリの多くが提供を終え、標準の電話アプリのまま安くなる方式に移っています。

30秒22円は10年以上変わっていない料金

総務省が2021年5月にまとめた音声通話料金の検討資料では、大手3社の従量の通話料(税抜20円/30秒)が10年以上据え置かれていると指摘しています。税込にすると30秒22円で、1分なら44円です。

この単価は、格安SIMでも何もしなければ同じという会社が少なくありません。電話を月に1時間かけると2,640円になり、データ料金より高くつくこともあります。

専用アプリで半額にしていた時代の仕組み

格安SIMの各社は2014年から2017年ごろ、専用の通話アプリで30秒10円(税抜)の通話を始めました。アプリが発信先の番号の頭に「プレフィックス番号」を付け、別の事業者の回線を通して安くする仕組みです。

この方式には弱点がありました。総務省の資料は、着信履歴から折り返すと割引にならないなど、使い勝手に制約があった点を挙げています。標準の電話アプリでかけると22円のままでした。

2021年から「アプリ不要で11円」が広がった

変わったきっかけは、大手3社が2021年3月に接続の約款を届け出て、番号の自動付与の機能を加えたことです。これで格安SIMの会社は、専用アプリなしで30秒11円(税込)を提供できるようになりました。

IIJmioは2021年9月11日から、通常の国内通話を30秒22円から11円に下げています。日本通信SIMも専用アプリを使わない方式で、無料分を超えた通話を30秒11円にしています。

その後、専用アプリは役目を終えていきました。IIJmioのみおふぉんダイアルは2023年3月末で提供を終え、イオンモバイルのイオンでんわアプリは2023年7月31日に終了しています。NUROモバイルも、iOS版の通話アプリの提供とサポートの終了を2026年9月に告知しました。

標準の電話アプリでかけたときの通話料を10社で確認した

当編集部は2026年11月1日に、10社の公式の通話料ページを同じ項目で確かめました。かけ放題などのオプションを付けず、標準の電話アプリから国内の携帯や固定電話へかけた場合の料金です。

会社 標準アプリの通話料(税込) 安くする方法・注意点
ドコモ・au・ソフトバンク 30秒22円 かけ放題・5分無料などのオプション
IIJmio 30秒11円 アプリ不要。通話定額も標準アプリで適用
イオンモバイル 30秒11円 2023年7月10日から発信方法を問わず11円
NUROモバイル 30秒11円 自動付与の対象番号のみ。それ以外は22円
日本通信SIM 30秒11円 無料通話分・5分かけ放題を超えた分
mineo 30秒22円 10分かけ放題を付けると超過分が11円。mineoでんわアプリ経由は30秒10円
BIGLOBEモバイル 30秒22円 BIGLOBEでんわアプリ経由で30秒9.9円
楽天モバイル 30秒22円 Rakuten Linkアプリから国内へかけると無料

楽天モバイルの数値は、当編集部が2026年10月27日に同社の公式ページで確認したものです。ほかの社は11月1日に確認しました。

「格安SIMの通話料は半額」とは限らない

表のとおり、mineoとBIGLOBEモバイルは標準の電話アプリでかけると30秒22円です。安くするには、専用アプリから発信するか、かけ放題のオプションを付ける必要があります。

反対に、IIJmioやイオンモバイルで今も専用アプリを探す必要はありません。古い解説記事の「アプリを入れないと割引にならない」は、会社によってはもう当てはまりません。

専用アプリ方式の会社では、着信履歴やWebの電話番号をタップして発信すると、アプリを通らず22円になることがあります。この点は以前と同じ注意が要ります。

0570のナビダイヤルはどの方法でも安くならない

0570で始まるナビダイヤルは、受ける側の会社が料金を決める番号です。11円の仕組みやかけ放題の対象外になっているのは、大手3社でも格安SIMでも共通しています。

提供元のNTTドコモビジネスは、携帯からの料金を2026年10月1日に30秒22円(税込)へ改めました。宅配の再配達や役所の窓口に電話が多い人は、この分を別に見込んでおく必要があります。

月の通話時間で見た通話料を当編集部で試算した

従量の通話料が30秒22円の場合と11円の場合で、月の通話時間ごとの金額を計算しました。1回ごとの30秒単位の切り上げは考えず、合計の分数で単純に掛けています。

月の通話時間 30秒22円の場合 30秒11円の場合
15分 660円 330円
30分 1,320円 660円
60分 2,640円 1,320円
120分 5,280円 2,640円

30秒11円の会社で月1,400円のかけ放題(IIJmioのかけ放題+)を付けると、元が取れるのは月約64分からです。30秒22円の会社で月1,100円のかけ放題なら、月25分ほどで逆転します。

通話の多さから選ぶ目安

先に確認したいのは、先月の通話時間と、1回あたりの長さです。どちらもスマホの通話履歴や、いま契約している会社の明細で分かります。

  1. 月の通話が30分に届かない人は、標準アプリで30秒11円の会社を選べば足りることが多い
  2. 短い電話が多い人は、5分・10分のかけ放題との差を上の表で比べる
  3. 長い電話が多い人は、時間無制限のかけ放題か、楽天モバイルのRakuten Linkを検討する
  4. 0570への発信が多い人は、どの会社でも別料金になる点を見込む

かけ放題のオプションの料金は、格安SIMのかけ放題の比較で各社をそろえて紹介しています。Rakuten Linkの条件はRakuten Linkが無料になる条件を、ahamoの5分無料との比べ方はahamoのかけ放題オプションの試算をご覧ください。

通話料についての質問

着信履歴から折り返しても11円になりますか

アプリが要らない方式(IIJmio・イオンモバイルなど)は、標準の電話アプリの履歴から折り返しても割引の対象です。専用アプリ方式の会社は、アプリから発信し直さないと22円になることがあります。

104や0120にかけたときも30秒11円になりますか

多くの会社で対象外です。IIJmioは割引の対象を070・080・090・050と固定電話の番号に限り、mineoは3桁・4桁の番号や0120・0800を対象外にしています。104は大手3社でも定額の対象外です。

通話料と割引の条件は2026年11月1日時点の内容です。かける相手や番号によって扱いが変わるため、契約の前に各社の最新の案内で対象外の番号まで確認してください。

格安SIM比較.net 編集部

掲載情報は各社公式サイトの情報を確認して作成しています。

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