手元のスマホがeSIMに対応しているかは、設定画面にEID(eSIMの識別番号)が表示されるかで分かります。iPhoneはXS・XR以降のモデルが対応しています。日本で買ったiPhone 17シリーズやiPhone 18 Pro、iPhone Airは、eSIMでしか使えません。
ただし、スマホが対応していても、契約する会社の動作確認が済んでいない機種や、eSIMを申し込めない回線があります。申し込みの前に、端末の表示と契約先の一覧の両方を見てください。
設定画面にEIDが出ればeSIMを入れられる
EIDは、スマホに組み込まれたeSIMのチップごとに振られた32桁の番号です。Googleのヘルプでは、eSIMを使うにはIMEIに加えてEIDが必要だと説明されています。
iPhoneは、設定アプリの「一般」から「情報」を開き、下へスクロールするとEIDの欄があります。Appleのサポートページでも同じ手順で、番号は長押しでコピーできると案内されています。
Google Pixelは、設定アプリの「デバイス情報」から「SIMのステータス」を開くとEIDを確認できます。ほかのAndroidスマホは画面の名前がメーカーごとに違うため、端末の情報やSIMの状態を表示する画面を探してください。
EIDの欄が見当たらない場合は、その端末にeSIMのチップが無いか、表示に不具合が起きている可能性があります。申し込む前に、メーカーの仕様表で対応を確認しましょう。
iPhoneはXS・XR以降、日本で買った新しい機種はeSIMだけ
AppleのサポートページではeSIMを使える条件をiPhone XS、XS Max、XR以降としています。iPhone Xより前のモデルはnano-SIMカードだけです。
新しいモデルは、買った国や地域でSIMの方式が変わります。2026年10月30日にAppleのSIMの種類の一覧で確認した内容は、次のとおりです。
| SIMの方式 | 該当するiPhone(日本で買った場合) |
|---|---|
| eSIMのみ | iPhone Duo、iPhone Air、iPhone 18 Pro・18 Pro Max、iPhone 17e、iPhone 17・17 Pro・17 Pro Max |
| eSIMとnano-SIM | iPhone 16シリーズ・16e、15シリーズ、14シリーズ、13シリーズ、12シリーズ、11シリーズ、SE(第3世代)、XS・XS Max、XR |
| nano-SIMのみ | iPhone X、8・8 Plus、7・7 Plus、6s・6s Plusなど |
iPhone 14〜16シリーズは、米国で買ったモデルだけがeSIMのみです。日本で買ったものはSIMカードも使えます。iPhone 13以降は、eSIMを2つ同時に有効にできます。
今のスマホがSIMカードで、次に買うiPhoneがeSIMのみの機種なら注意が必要です。乗り換えと同時に、SIMカードからeSIMへの切り替えが要ります。手続きの順番や再発行の手数料はeSIMのデメリットと再発行の記事で紹介しています。
同じ機種名でもeSIMの有無が分かれることがある
機種名だけで対応を判断すると、思い違いが起きます。メーカーや通信会社の公式ページに、同じ名前で対応が違う例が載っているからです。
- Google Pixel 3と3aは、日本で買ったものはeSIMに対応していない(Pixel 4以降はすべて対応)
- LINEMOの動作確認一覧には、OPPO Reno5 Aが「eSIM対応版」と「eSIM未対応版」に分けて載っている
- iPhone 14〜16シリーズは、米国で買ったモデルだけSIMカードのトレイが無い
中古やフリマアプリで買ったスマホ、海外で買ったスマホは、とくにこの違いに注意が必要です。販売元や型番まで合わせて一覧を見るか、届いた端末でEIDの表示を確認してから申し込みましょう。
6社の動作確認一覧はどこまで載っているか
当編集部では、2026年10月30日に6社の公式サイトを確認しました。比べたのは、動作確認一覧でのeSIMの探し方、iPhone Duoの掲載状況、eSIMを申し込むときの注意です。
| 会社 | 一覧でのeSIMの探し方 | iPhone Duoの掲載(10月30日) | eSIMの申し込みで注意すること |
|---|---|---|---|
| IIJmio | SIM種別で「eSIM対応」を選んで絞り込む | 動作確認は未完了(12月上旬以降に確認予定と10月23日に告知) | ドコモ回線の音声eSIM・SMS eSIMは、EIDの先頭8桁が指定の番号の端末だけ使える |
| mineo | 検索結果に「eSIM」と書かれた端末が対応 | SIMフリー版の確認が完了 | Sプラン(ソフトバンク回線)ではeSIMを使えない。DプランはEIDの入力が要る |
| ahamo | 「eSIM対応端末のみ表示」で絞り込む | 掲載あり | SIMロックが解除されていない製品は使えない |
| 楽天モバイル | 楽天回線対応製品の一覧で確認する | 掲載あり | Androidは楽天モバイルで買った製品かSIMフリー製品だけが対象 |
| povo | SIM種別やOSを選んで検索する | 案内ページにiPhone 18シリーズはeSIM専用と記載 | eSIM非対応の機種でeSIMを契約しても使えない |
| LINEMO | 機能の「eSIM対応」で絞り込む | 掲載あり | LINEMOのeSIMと他社のSIMカードを1台で同時待受する使い方は動作保証の対象外 |
発売から間もない機種は、会社によって一覧に載る時期がずれます。IIJmioのように確認前と明記している会社では、新機種で申し込む前に掲載を待つほうが確実です。
IIJmioとmineoのドコモ回線で求められるEIDの条件は、ほかの会社の一覧には出てきません。eSIM対応の端末でも、EIDの番号によっては申し込めないことがあると覚えておいてください。
2021年9月以前に発売されたスマホはSIMロックも見る
総務省の携帯電話ポータルサイトでは、2021年10月以降に発売されたスマホはSIMロックが原則禁止になったと説明しています。一方で、大手3社で買った2021年9月30日以前の発売の機種は、SIMロックがかかっている可能性があります。
eSIMに対応していても、SIMロックが残っていればほかの会社のeSIMは使えません。古いiPhoneやAndroidをそのまま使うなら、購入した会社のサイトでロックの有無を確認してください。ロックが残っていれば、解除を済ませてから申し込みます。
eSIMを申し込んでから困ったという体験談
当編集部が確認したところ、次のような体験談がありました。
- eSIMに対応していないスマホのままeSIMを申し込んだところ、発行はされたが、受け取った設定用のリンクを押しても何も起きなかったという回答
- 以前は旅行先でeSIMを使えていたiPhone 11で、SIMロックは無いのにEIDの欄が表示されなくなり、新しいeSIMを買おうとすると非対応と出たという質問
1つ目のように、端末が対応していなくてもeSIMの発行自体は進んでしまうことがあります。2つ目は、対応機種なのに表示の不具合で申し込めなかった例です。申し込みの前にEIDが出ているかを見ておけば、この時点で気づけます。
申し込む前に手元のスマホで見る順番
eSIMで乗り換えるか、データ用のeSIMを足すかで、見るべき項目は少し変わります。どちらの場合も、次の順に確認すれば申し込んだ後で使えないという事態を避けられます。
- 設定画面でEIDが表示されるかを見る
- iPhoneならモデル名、Androidなら型番と販売元(どの会社で買ったか)を控える
- 2021年9月30日以前に発売された機種なら、SIMロックの有無を確認する
- 契約したい会社の動作確認一覧で、控えた機種がeSIM対応として載っているかを見る
- ドコモ回線のMVNOなど、EIDの条件がある会社では、自分のEIDが対象かも見ておく
今の電話番号はそのままで、データ通信だけを安いeSIMにする使い方なら、データ通信SIMの比較から料金の安い会社を探せます。海外旅行で現地のeSIMを入れたい場合は、海外旅行でeSIMを使う方法で、出発前の設定の順番を紹介しています。
端末の対応状況と各社の一覧は2026年10月30日時点の内容です。契約の前に、各社の最新の案内でお使いの機種がeSIMで使えるかを確認してください。






