WiMAXを解約するときに大きな支払いになりやすいのは、契約解除料より端末代の残りです。いま申し込めるWiMAXの主なプランは契約解除料がかからない一方、ルーターを分割で買っている途中で解約すると、残りの代金を払う必要があります。
2026年10月31日にWiMAXを扱う4社の公式の案内を確認したところ、解約月の料金が日割りになるかどうかや、何日までの手続きでその月の解約になるかも会社ごとに違いました。解約の日を決める前に、契約先・端末代の残り・締め日の3つを確認してください。
解約の申し出先はWiMAXを契約した会社
WiMAXは、UQ WiMAXのほかに、家電量販店やプロバイダ(インターネット接続の会社)各社も提供しています。回線はどれもUQの電波ですが、契約は申し込んだ会社と結んでいます。
UQ WiMAXの公式の案内でも、UQ以外の会社で契約した人は、その会社に解約を申し出るよう書かれています。UQのお客さまセンターに電話しても、プロバイダとの契約は解約できません。
契約先が分からないときは、毎月の請求の明細やクレジットカードの利用明細で、引き落としている会社名を見ると分かります。
違約金の上限は2022年7月から月額料金まで
総務省の案内によると、2022年7月1日以降に結んだ通信の契約では、解約のときに請求できる金額が制限されています。違約金はサービスの月額料金が上限です。
WiMAXの各社もこの時期にプランを見直しています。たとえばGMOとくとくBBは、2022年6月30日以前の申し込みは更新月以外の解約で3,300円、7月1日以降の申し込みは24か月目まで1,100円です。いまの公式サイトでは、新しく申し込むプランの解約違約金は「なし」と案内しています。
UQ WiMAXのギガ放題プラスSも契約解除料はかかりません。ただし、ギガ放題プラスなどで「2年自動更新あり」を選んだ契約は、更新期間以外に解約すると1,100円がかかります。何年も前に契約した人は、プラン名によって条件が変わります。
解約のルールは総務省の携帯電話ポータルサイトで読めます。
4社の解約の条件を公式の案内で比べた
当編集部では2026年10月31日に、UQ WiMAX・GMOとくとくBB WiMAX・BIGLOBE WiMAX・Broad WiMAXの4社について、公式サイトとよくある質問のページで解約の条件を比べました。
| 会社 | いまのプランの契約解除料 | 端末代を分割で払っている途中の解約 | 解約月の料金 | 解約になる日 |
|---|---|---|---|---|
| UQ WiMAX | なし(ギガ放題プラスS) | 公式のよくある質問で記載を確認できず | 基本使用料は日割り | Webで手続きした日が解約日。翌日から通信できない。電話なら月末日などを指定して予約できる |
| GMOとくとくBB WiMAX | なし(2022年7月以降の申し込みは24か月目まで1,100円の場合あり) | 残りを解約月の翌月に一括で請求。月額の値引きも終わる | 日割りなし(1か月分) | 20日までの手続きで当月末、21日以降は翌月末 |
| BIGLOBE WiMAX | なし(最低利用期間もなし) | 解約後も毎月払い続ける。BIGLOBEも退会すると一括 | 日割りなし(全額)。月末まで使える | 案内のページで記載を確認できず |
| Broad WiMAX | なし(ギガ放題スタートプラン) | 解約の時点の残りを一括で支払う | 案内のページで記載を確認できず | 25日までの手続きで当月、26日以降は翌月の解約 |
※2026年10月31日、各社の公式サイトにて確認。いま申し込めるプランの条件で、以前のプランは条件が違うことがあります。
同じ「解約金なし」でも、GMOとくとくBBとBIGLOBEは解約月の料金が1か月分かかります。UQ WiMAXはWebで手続きした翌日から通信できなくなるので、使い終わる日に合わせて手続きの日を選ぶ必要があります。
端末代の残りは解約の時期で金額が変わる
プロバイダによっては、ルーターの代金を36回などの分割払いにし、同じ金額を毎月の料金から値引きしています。広告で「端末代実質0円」と書かれているのはこの仕組みで、36か月使い続けたときの話です。
途中で解約すると値引きは止まり、まだ払っていない回数の代金が残ります。GMOとくとくBBは端末代33,264円を36回(月924円)、Broad WiMAXは36回(月1,210円)で払う案内です。残りの回数ごとの金額を、当編集部で計算しました。
| 残りの回数 | 月924円の場合 | 月1,210円の場合 |
|---|---|---|
| 24回 | 22,176円 | 29,040円 |
| 18回 | 16,632円 | 21,780円 |
| 12回 | 11,088円 | 14,520円 |
| 6回 | 5,544円 | 7,260円 |
※当編集部の試算。2026年10月31日に公式サイトで確認した分割の月額×残りの回数。解約月の料金・オプション料・契約解除料は含めていません。
BIGLOBE WiMAXは、WiMAXだけを解約するなら残りを毎月の分割のまま払えます。BIGLOBEも退会すると一括になるため、メールなどBIGLOBEのほかのサービスを使わない人でも、急いで退会しなければ一度に払う金額を抑えられます。
残りがいくらあるかは、各社の会員ページ(マイページ)で確認できます。乗り換え先が違約金や端末代の残りを負担する特典を出していることもあるので、金額が大きい人は乗り換え先の条件と合わせて比べてください。
解約のあとに戸惑った人の体験談
当編集部が確認したところ、次のような体験談がありました。
- UQでWiMAXを契約したが、要らなくなって半年ほどで解約した。購入したホームルーターを返す必要があるのか、フリマアプリで売ってもよいのか分からなかった
- GMOとくとくBBのWiMAXを月末近くに解約したあと、カードの明細に月額の引き落としはあるのに違約金の請求が見当たらず、解約できていないのではと不安になった
- WiMAXの解約をネットで申し込んだあと、いつ通信できなくなるのか、端末の返し方の連絡が来るのかが分からなかった
2つ目は、GMOとくとくBBの締め日で説明がつきます。21日以降に手続きすると翌月末の解約になり、翌月分の料金もかかります。カードの引き落としは利用した月より後になるため、解約後に1〜2回請求が続くことがあります。
1つ目と3つ目のルーターの扱いは、買ったものかレンタルかで変わります。GMOとくとくBBは購入した端末の返却は不要と案内しています。分割の支払いが残っている端末は、払い終わるまで売らないでください。
なお、体験談は個人のもので、時期や契約内容によって違います。
8日以内の解約は初期契約解除という別の手続き
届いてすぐ電波が入らない場合は、ふつうの解約ではなく初期契約解除が使えることがあります。契約書面を受け取った日などから8日以内なら、契約解除料なしで契約をやめられる制度です。
この場合は端末も返送する会社が多く、事務手数料がかかる会社もあります。期限や返し方は会社ごとに違うので、WiMAXのエリアの確かめ方と15日間のお試しの記事で各社の条件を紹介しています。
損の少ない解約日を決める手順
先に確認したいのは、ルーターの分割があと何回残っているかです。残りが少ない人は、払い終わる月まで待つと一括の請求がなくなります。
- 請求の明細で、WiMAXを契約している会社とプラン名を確認する
- 会員ページで、端末代の残りの回数と金額、契約解除料の有無を見る
- WiMAXの契約で付いているスマホのセット割(auスマートバリューなど)が外れないかを確認する
- 締め日と日割りの有無から、解約を申し込む日を決める
- 乗り換える場合は、新しい回線が使えるようになってから古い回線を解約する
乗り換え先にWiMAXのほかのプロバイダを考えている人は、WiMAXプロバイダー比較で月額・端末代・特典を比べられます。WiMAX以外のポケット型WiFiの解約時の費用は、ポケットWiFiの無制限の比較で紹介しています。
料金・手続きの条件は記載時点の内容です。解約を申し込む前に、契約している会社の最新の案内で、締め日と端末代の残りを確認してください。






